ワスレナグサ（勿忘草）

【個人蔵】

ワスレナグサの小さな水色の花が、実家の庭にたくさん咲いていた時期があります。あまり手入れもしない庭でしたが、一度植えるとこぼれ種で増えて存在感を増し、美しい色で春の庭を彩っていました。
個人的に懐かしさを感じる花ですが、花姿に似合う名前も印象に残る由縁かと思います。

この詩的な花の名前は、海外の伝説によるものだそうで、
ドイツ語「Vergissmeinnicht 」
英語「forget-me-not」
日本でも同意味の「勿忘草」。
植物の呼び名は海外と日本で異なることも多いですが、この植物は物語とともに日本に伝えられたのだろうかと、想像してしまいます。