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2025/04/01
【企画展/神戸 KOBEとんぼ玉ミュージアム】開館20周年記念企画展Ⅱ 超絶技巧-硝子(会期:2025/04/12〜2025/07/08)
KOBEとんぼ玉ミュージアムの『開館20周年記念企画展Ⅱ 超絶技巧-硝子』に、作品を出品いたします。
https://www.lampwork-museum.com/exhibition/index.php
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【展示スケジュール】
日程:2025/04/12(Sat)~2025/07/08(Tue)
場所:KOBEとんぼ玉ミュージアム
住所:兵庫県神戸市中央区京町79番地 日本ビルヂング2階
時間:10:00〜19:00(最終入館18:45まで)
URL: https://www.lampwork-museum.com/index.php
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【企画展紹介文 ※ミュージアムWEBサイトより抜粋】
何の変哲もない色ガラス棒が「神業」ともいうべき高度な技で、唯一無二の作品に生まれ変わります。
人の手と硝子の持つ無限の可能性を体現した作品をご紹介します。
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【出品作品について】
下記6点の作品を出品いたします。
・糸沙参に蜘蛛の巣
・蜘蛛の巣
・花の晶洞(藤)
・夏の雪(コマクサ)
・カヤネズミ
・ヒマラヤハナイカダ
開館20周年という節目の企画展にお声がけをいただき、作品を制作いたしました。
超絶技巧という言葉が工芸の展覧会において用いられるようになったのは、つい最近のように思います。清水三年坂美術館の所蔵されている、江戸から明治の超細密工芸には私も時間を忘れて見入ってしまい、超絶技巧とは言い得て妙だと思った記憶があります。
作品を、技術を、どう評するかは見る方にゆだねる他ありませんが、ミュージアムの方がお声がけされた複数の作家が参加する企画展です。
楽しんでご覧いただけましたら幸いです。
【チラシ掲載作品について】
チラシに掲載していただいている『糸沙参に蜘蛛の巣』は、リストの『La Campanella』に着想を得ています。
糸沙参はヨーロッパの野辺に咲くカンパニュラの一種で、『Harebell=野兎の鐘』と呼ばれるそうです。
小さな野辺の鐘を思わせる花に楽器の弦のように張り巡らされた蜘蛛の巣。二重の円網には、ピアノの奥に張られた弦とヴァイオリンの弦のイメージが重なっています。
遠くから野辺に響く鐘の音を思わせるリストのピアノ曲と、その元となったパガニーニのヴァイオリン。『超絶技巧』と呼ばれ続ける世界に敬意をこめて。