ベニスカシジャノメ
*模倣目的の閲覧はご遠慮ください*
ベニスカシジャノメ
- 2021
- Flameworked; borosilicate glass
- size: W50xD25xH50(mm)
【個人蔵】
透明な翅を持つ蝶、ベニスカシジャノメ。
日本にはいないのですが、美しい昆虫というと一番に思い浮かぶ存在です。
蝶というと明るい日向で花の蜜を吸う姿を思い浮かべますが、このベニスカシジャノメは熱帯雨林の暗い林床の低いところを飛んでいるそうですから、よく見知った蝶よりはカゲロウなどに近いものを想像してしまいます。
前翅は透明、後翅は透明がかった紅色がぼかしのように入って美しいのですが、透明度は鱗粉の密度によって変わるそうです。
色々と観察をしている方の文章をたどっていくと、前翅の透明な部分には細かい毛が生えているとかなんとか・・・不思議な蝶です。
今回は、(毛は置いておいて)鱗粉の密度を意識し、前翅は翅脈のみ、後翅は細かい網目で作ってみました。
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硝子の昆虫観察(@KOBEとんぼ玉ミュージアム) 展示